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コーヒーブレイク(1)

東日本大震災後はさすがに耐震の仕事が多くなりました。
東京より震度の大きかった茨城(震度6弱)の住宅では外壁のモルタルが大きく剥がれ、元々耐震性がない上に構造体として損傷していることもあり、余震も大きいので急いで耐震補強設計を行い、現在一階の大事なところは耐震補強が出来ました。
(茨城は耐震補強という概念がまだよく浸透しておらず、一方東京でも、震度が1違うとまるで異なる状況になることが認識されていません。)

ブログが滞りがちになりましたが、この一連の動きはしばらくして書きたいと思います。

私は団塊世代で還暦も過ぎましたが、ブログですので、コーヒーブレイクとして趣味として好きでやっていたことについて。
趣味ですから学生またはそれ以前の事も含み、少々正確性を欠くかもしれませんが。

もともと音楽が好きで、学生のころはオーケストラでオーボエを担当していましたが、今回は彫刻について。
勿論、彫刻をずっとやっていたわけではありませんが、小・中学校からブロンズ粘土や石膏の彫像等の制作の時は没頭していました。
したがって、当時からオーギュスト・ロダンの作品は写真でときどき見ており、その生命感には小さいながら惹かれていました。

大学時代に読んだ本の中で、もっとも印象に残っている本の一つが、高村光太郎訳の「ロダンの言葉」です。
ロダンについて批評家が書いたものでなく、ロダン自身に対してのインタビューを何人かの筆録を集めて編集されたものです。
少々読みづらいところはありますが、彫刻や絵画さらには芸術に興味のある人には、その解析と精神性はまさに圧倒的な迫力を持っています。

勿論スタイルは現在と違いますが、初めて読んでから約40年を過ぎても、私にとって全然色あせることはありません。
ただ彫刻家の専門的かつ心情的な内容でもあり、今読み直すことはほとんどありませんが。
この本は戦前に、彫刻さらには芸術をめざす若者にとってバイブルとなっていたようです。

この中で、ロダンならではのことかもしれませんが、特にフィディアス(ギリシャ文化最盛期のパルテノン神殿建設責任者・彫刻家 前490年~前430年ごろ)とミケランジェロ(ルネサンスを代表する彫刻家 1475年~1564年)について、彫刻としての詳細な解析と、精神的な特色までを洞察しているのには驚かされます。
(科学的な解析でなく、自らの身体を通した経験による直観力と洞察力によるもの)

遺稿として<若き芸術家たちに>の中での言葉です。

「君たちに先立つ大家たちを心を傾けて愛されよ。フィディアスとミケランジェロの前には平伏せよ。前者の神々しい明浄、後者の猛烈な惨痛を讃嘆せよ。しかしながら君たちの先輩を模倣せぬよう戒めよ。伝統を尊敬しながらも伝統が含むところの永久に実あるものを識別することを知れ。それは自然の愛と誠実です。」

(フィディアスやミケランジェロについては、次の機会に少し詳しく書きます)

ロダンが目標としたところは、「100年後も価値あるデザイン」でなく、「永久に価値あるデザイン」ということでしょうね。


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